ワイズコンサルティング・グループ

HOME サービス紹介 コラム グループ概要 採用情報 お問い合わせ 日本人にPR

コンサルティング リサーチ セミナー 経済ニュース 労務顧問 IT 飲食店情報

中正橋架け替え5月着工、23年開通へ


ニュース 建設 作成日:2019年4月29日_記事番号:T00083240

中正橋架け替え5月着工、23年開通へ

 台北市中正区と新北市永和区の間の新店渓に架かる中正橋の架け替え工事が5月6日に始まる。台北市政府によると、2023年に完成、開通する見通しだ。27日付聯合報が報じた。

/date/2019/04/29/10bridge_2.jpg中正橋架け替え工事の完成予想図。現代的な姿に生まれ変わる(台北市新建工程処リリースより)

 新店渓に架かる中正橋は1935年に開通した川端橋が前身。その後71年に架け替えられたが、耐震性能や洪水に備えた橋の高さなどが現在の基準を満たしていないため、市政府は11年に架け替えが必要との判断を示していた。しかし、橋の下部には日本統治時代に建設された旧川端橋の構造物が残っていたため、史跡として保存すべきかどうか議論が続いていた。市政府は現在の橋を残し、その上に新たな橋を架設することに決め、工事予算を22億1,790万台湾元(約80億円)に引き上げて施工業者を確保した。

 台北市政府工務局新建工程処によると、最初の3年間は新橋の架設を中心に進め、来年の春節(旧正月)期間に台北市側の高架橋の撤去、最後の1年で現在の橋の保存修理工事を進める。高架橋の撤去期間中のみ中正橋の通行は日中に両側2車線、夜間に両側1車線に規制されるが、その他の期間は両側3車線を維持する計画だ。