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Q1中国向け輸出11%減、過去3年で最悪


ニュース その他分野 作成日:2019年4月30日_記事番号:T00083265

Q1中国向け輸出11%減、過去3年で最悪

 経済部統計処が29日発表した統計によると、台湾の第1四半期輸出総額は前年同期比4.2%減少し、うち中国(香港含む)向けは11.2%減と過去3年で最大の減少幅となった。米中貿易戦争の影響を受けた。30日付工商時報が報じた。

 台湾にとって中国は輸出全体の41.2%(2018年通年)を占める最大の輸出先だ。

 第1四半期の中国向け輸出総額のうち、製品別では半導体が前年同期比10.7%減少、輸出の押し下げ効果はマイナス4.4ポイントで最大だった。これに液晶装置(15.8%減)のマイナス0.8ポイント、無線通信設備部品(22%減)のマイナス0.7ポイントが続いた。

 統計処は、▽ハイエンドスマートフォンと高性能計算(ハイパフォーマンスコンピューティング、HPC)の需要回復▽第5世代移動通信(5G)インフラ拡大に伴うクラウド用ストレージ需要拡大▽米中貿易戦争の緩和▽原材料価格の回復──で、景気は下半期から回復すると予想した。