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郭台銘氏、6月に鴻海董事長退任か


ニュース 政治 作成日:2019年4月30日_記事番号:T00083267

郭台銘氏、6月に鴻海董事長退任か

 2020年総統選に向け、国民党予備選に出馬意向を示している鴻海精密工業の郭台銘(テリー・ゴウ)董事長の側近は、「選対本部を近く設置し、6月21日の株主総会で(鴻海の)董事長の座を譲ることになる」との見通しを明らかにした。30日付蘋果日報が伝えた。

/date/2019/04/30/17honghai_2.jpg鴻海はワンマン企業なだけに、郭氏が去った場合は意思決定のスピードや経営効率が落ちる可能性がある(30日=中央社)

 郭氏は出馬表明以降、鴻海董事長としてではなく、国民党の予備選候補者として、各地を精力的に回っている。

 消息筋は「郭董事長は真剣だ」とした上で、鴻海が株主総会後に新任董事長を選出し、郭氏は董事会を去るとの見方を示した。事実とすれば、総統選出馬のために鴻海との関係を断ち切る狙いとみられる。

 これについて、鴻海は29日、「董事長個人の人生計画について、具体的な情報があれば規定に従って対応する」とコメントした。

 一方、30日付経済日報は、郭氏の側近は「郭董事長と鴻海の関係は依然緊密であり、今後の計画については、国民党予備選の実際の状況によって決まる」と述べ、郭氏の去就は国民党予備選の展開に左右されるとの見方を示した。