ニュース 政治 作成日:2019年4月30日_記事番号:T00083267
2020年総統選に向け、国民党予備選に出馬意向を示している鴻海精密工業の郭台銘(テリー・ゴウ)董事長の側近は、「選対本部を近く設置し、6月21日の株主総会で(鴻海の)董事長の座を譲ることになる」との見通しを明らかにした。30日付蘋果日報が伝えた。
鴻海はワンマン企業なだけに、郭氏が去った場合は意思決定のスピードや経営効率が落ちる可能性がある(30日=中央社)
郭氏は出馬表明以降、鴻海董事長としてではなく、国民党の予備選候補者として、各地を精力的に回っている。
消息筋は「郭董事長は真剣だ」とした上で、鴻海が株主総会後に新任董事長を選出し、郭氏は董事会を去るとの見方を示した。事実とすれば、総統選出馬のために鴻海との関係を断ち切る狙いとみられる。
これについて、鴻海は29日、「董事長個人の人生計画について、具体的な情報があれば規定に従って対応する」とコメントした。
一方、30日付経済日報は、郭氏の側近は「郭董事長と鴻海の関係は依然緊密であり、今後の計画については、国民党予備選の実際の状況によって決まる」と述べ、郭氏の去就は国民党予備選の展開に左右されるとの見方を示した。
台湾のコンサルティングファーム初のISO27001(情報セキュリティ管理の国際資格)を取得しております。情報を扱うサービスだからこそ、お客様の大切な情報を高い情報管理手法に則りお預かりいたします。
ワイズコンサルティンググループ
威志企管顧問股份有限公司
Y's consulting.co.,ltd
中華民国台北市中正区襄陽路9号8F
TEL:+886-2-2381-9711
FAX:+886-2-2381-9722