ニュース 社会 作成日:2019年4月30日_記事番号:T00083272
対話アプリ、LINE(ライン)で開設した非公開のチャットグループで「瘋婆(気が狂ったばあさん)」「妖婆(妖怪ばばあ)」などと部下に中傷されていたことを知ったハイテク企業の女性上司が、これを苦に退職したとして、部下8人に115万台湾元(約420万円)の賠償を求めた民事訴訟で、裁判所はこのほど、賠償金23万元の支払いを命じる原告勝訴の判決を下した。30日付聯合報が伝えた。
裁判で被告側は、LINEのグループで互いを慰め合い、情報を交換していたなどと説明。グループは非公開で不特定の人が閲覧することはできないとして、名誉毀損(きそん)には当たらないと主張した。
しかし、裁判官は「民法上の名誉権の侵害は刑法上の誹謗(ひぼう)罪とは異なり、社会に広く流布することが必要条件ではない。第三者が知り得ただけで条件を満たす」と判断した。
上司は別の従業員から問題のLINEグループでのチャット内容について知らされ、キャプチャー画像などの証拠を保存しており、裁判所に提出した。チャットの内容は社内の別部門にも広まっていた。
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