ニュース その他分野 作成日:2019年5月2日_記事番号:T00083281
来年の春節(旧正月)連休は、1月23日(木)~29日(水)の7日間となることが行政院人事行政総処によって1日発表された。同連休を最短でも7日間とする方針が初めて適用される。市民が帰省する際の交通機関の混雑緩和や、旅行産業への貢献が期待される。2日付蘋果日報などが報じた。
春節連休は従来規定では最短6日で、来年は1月24日開始の6連休となる見込みだったが、除夕(旧正月の大みそか)の1日前の23日より開始する。その代わりに2月15日(土)を振替出勤日とする。
同処が発表した2020年の政府機関カレンダーによると、年間休日は115日で今年と変わらない。春節以外の3日以上の連休は5回で、▽和平紀念日(2月28日)、28日~3月1日▽児童節(4月4日)・清明節(4月5日)、2~5日▽端午節(6月25日)、25~28日▽中秋節(10月1日)、1~4日▽双十節(10月10日)、9~11日──。例年9月にある中秋節が20年は10月1日と遅いため、10月は双十節と2週連続で連休となる一方、7~9月には名節・祝日がないため、土日以外の休みがない。
また、端午節の6月25日と中秋節の10月1日は木曜日のため、翌日の金曜日を振替休日とする。その代わりに、前週の土曜日に当たる6月20日と9月26日が振替出勤となる。
なお、企業は政府機関のカレンダーを参考にできるが、全面的に準じる必要はない。
旅行業界から期待の声
20年は4連休が児童節・清明節、端午節、中秋節と3回ある。旅行業界団体の中華民国旅行商業同業公会全国聯合会(旅行業全聯会、TAAT)の蕭博仁理事長は、海外旅行は5日間のスケジュールが主流のため、4連休の前後に有給休暇を1日取得する、または連休の前日から出発するツアーへの参加者が増えると予測。台湾域内旅行の需要拡大にも貢献すると語った。
テーマパーク大手、麗宝楽園渡仮区(台中市后里区)の王永豪副総経理は、連休は域内旅行者が増え、宿泊施設の客室稼働率が顕著に上昇すると期待感を示した。
一方、九族文化村(南投県)の黄瑞奇経理は、連休が4日以上と長くなれば、連休以外の土日に域内旅行を控える傾向が生じる他、海外旅行に出掛ける市民が増え、域内旅行業者には不利になると指摘した。
【表】
台湾のコンサルティングファーム初のISO27001(情報セキュリティ管理の国際資格)を取得しております。情報を扱うサービスだからこそ、お客様の大切な情報を高い情報管理手法に則りお預かりいたします。
ワイズコンサルティンググループ
威志企管顧問股份有限公司
Y's consulting.co.,ltd
中華民国台北市中正区襄陽路9号8F
TEL:+886-2-2381-9711
FAX:+886-2-2381-9722