ニュース 政治 作成日:2019年5月2日_記事番号:T00083301
総統選に向けた国民党予備選への韓国瑜高雄市長の出馬問題で、国民党の呉敦義主席と韓市長による会合が4月30日に行われ、党中央や中央常務委員会が新たな候補指名方法を決め、韓市長を候補に含めた場合には、それを尊重するとの点で双方の認識が一致した。韓市長は「党中央の新たな指名方法を受け身の形で尊重する」との声明を出し、事実上国民党予備選への出馬を受け入れた格好だ。1日付聯合報などが伝えた。
韓市長(右)は呉主席(左)との30分の会合を経て、声明を発表した(30日=中央社)
呉主席は引き続き、2日に王金平前立法院長と会談を予定している他、朱立倫前新北市長との会談も調整中だ。韓市長の意向を踏まえ、党としての候補指名方法に理解を求める構えとみられる。
一連の会談終了後、党組織発展委員会は中央常務委員会で一致した方針を踏まえ、総統候補を指名するための「特別ルール」を8日までに中央常務委に提出して決定する。
特別ルールは、世論調査で決定する候補者、立候補した候補者、選挙で勝てる確率が高いと判断される候補者をいずれも指名プロセスの対象に含めるものになる。
台湾師範大政治学研究所の曲兆祥教授は「国民党で現在人気が高いのは韓国瑜、郭台銘(テリー・ゴウ)の両氏だ」とした上で、「韓氏は市民の間で支持率が高い。郭氏にも伸びの余地はあるが、草の根の支持が不足している。現時点で世論調査をやれば、韓氏がやや優勢ではないか」と指摘した。
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