ワイズコンサルティング・グループ

HOME サービス紹介 コラム グループ概要 採用情報 お問い合わせ 日本人にPR

コンサルティング リサーチ セミナー 経済ニュース 労務顧問 IT 飲食店情報

Q1シリコンウエハー出荷、過去5四半期で最低【図】


ニュース 電子 作成日:2019年5月3日_記事番号:T00083306

Q1シリコンウエハー出荷、過去5四半期で最低【図】

 国際半導体製造装置材料協会(SEMI)シリコン・マニュファクチャラーズ・グループ(SMG)の発表によると、今年第1四半期の半導体用シリコンウエハー世界出荷面積は前期比5.6%減、前年同期比1.1%減の30億5,100万平方インチで、過去5四半期の最低を記録した。第2四半期は回復に向かい、台湾メーカーが恩恵を受けそうだ。3日付工商時報が報じた。

/date/2019/05/03/wafer_2.jpg

 第1四半期のシリコンウエハー出荷減は、半導体サプライチェーンで在庫消化が進められたことが主因だ。メモリーメーカーはDRAMやNAND型フラッシュメモリー価格の下落を抑制するため、減産を実施。またスマートフォン、パソコン、サーバー、コンシューマーエレクトロニクス向けチップが在庫過多となり、ファウンドリーやIDM(垂直統合型の半導体メーカー)で稼働率が低下した。

 ただ、ファウンドリー業界では第2四半期より生産量が上向いており、今年通年のシリコンウエハー出荷は前年比3%増で、過去最高の130億9,000万平方インチに達するとSEMIは予想している。半導体用シリコンウエハーの▽環球晶円(グローバルウェーハズ、GWC)▽台塑勝高科技(フォルモサ・サムコ・テクノロジー、台勝科、FST)▽合晶科技(ウエハーワークス)──などが恩恵を受けそうだ。