ニュース 電子 作成日:2019年5月3日_記事番号:T00083308
鴻海精密工業の郭台銘(テリー・ゴウ)董事長は1日、米国で経済日報の取材に対し、米ウィスコンシン州での液晶パネル工場の投資計画に変更はないと強調した。同計画を巡っては、トニー・エバーズ知事が4月、鴻海による投資規模が縮小されており、1万3,000件の就業機会創出の約束が果たされていないとして、投資協定の見直し交渉を行う考えを示していた。3日付経済日報が報じた。
郭董事長(左)はウィスコンシン州を訪問、エバーズ知事(右)が空港で出迎えた(3日=中央社)
郭董事長は、同地は1年の半分が雪に埋もれるため昨年10月に一部の施工を中断したと説明。今年は降雪シーズンまでにメイン建造物の建設を終えるとした。また、今年2月に、投資計画変更との報道に接したトランプ米大統領が直接電話を掛けてきたことも明らかにし、今回の訪米では計画に変更がないことを大統領に直接説明したと述べた。
また、同プロジェクトはグループ傘下の産業向けIoT(モノのインターネット)事業子会社、富士康工業互聯網(フォックスコン・インダストリアル・インターネット、FII)の李傑副董事長が実質的な責任者であり、自身は総統選挙に出馬するため部下たちに事業を任せるとの立場も示した。
台湾のコンサルティングファーム初のISO27001(情報セキュリティ管理の国際資格)を取得しております。情報を扱うサービスだからこそ、お客様の大切な情報を高い情報管理手法に則りお預かりいたします。
ワイズコンサルティンググループ
威志企管顧問股份有限公司
Y's consulting.co.,ltd
中華民国台北市中正区襄陽路9号8F
TEL:+886-2-2381-9711
FAX:+886-2-2381-9722