ニュース 政治 作成日:2019年5月3日_記事番号:T00083325
オーストラリアの日刊紙「オーストラリアン」電子版の1日報道によると、台湾と正式な外交関係のある南太平洋のソロモン諸島で、先月の総選挙を経て首相に復帰したマナセ・ソガバレ氏が、メディアの取材に対し、台湾との断交、中国との国交樹立を検討していることを示唆した。中国との国交は大きなメリットをもたらすと考えているという。3日付聯合報が報じた。
蔡英文総統(中)はソロモン諸島の動向について「把握している」と述べ、外交関係の維持に全力を尽くす考えを示した(2日=中央社)
また、ソロモン諸島の国営放送も、「台湾との外交関係は決して強固で安定しているわけではなく、ソロモン諸島は外交関係からどのような利益を得るのかを考えなければならない」と報じた。ソガバレ氏は台湾との関係について「適切な時期に新政権の姿勢を明らかにする」と発言している。
台湾はソロモン諸島やナウル、キリバスなど太平洋地域で6カ国と正式な外交関係を持っている。オーストラリアの元外交官でソロモン諸島駐在経験のあるバッテル氏は、ソロモン諸島は台湾にとってアジア太平洋地域における最大の友好国で、仮に中国との国交樹立となった場合、他の国も追随する恐れがあると指摘した。
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