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南亜科技、4月46%減収


ニュース 電子 作成日:2019年5月6日_記事番号:T00083333

南亜科技、4月46%減収

 DRAM最大手、南亜科技(ナンヤ・テクノロジー)が3日発表した4月連結売上高は41億1,100万台湾元(約147億円)と、前月比10.5%増、前年同月比46.5%減だった。主にDRAM価格が1年前より大幅に下落したためだ。4日付工商時報が報じた。

 第2四半期はパソコンとサーバーの非需要期でDRAMの供給過剰が続くものの、スマートフォン、コンシューマーエレクトロニクス、モノのインターネット(IoT)向けなどの需要が強まる見通しだ。業界関係者は、DRAM需要は小幅に回復、価格下落幅は前期より縮小するとみている。

 証券会社は、南亜科技の第2四半期ビット出荷量は前期比5%以上増加するものの、平均販売価格(ASP)は15%以上下落し、売上高は前期(113億7,000万元)を下回ると予測した。

 南亜科技は、LPDDR4Xなど低消費電力製品、サーバー向け新製品などをラインアップに加えて製品構成の調整を進め、DRAM価格下落によるリスク低減、利益確保に努めている。