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イノラックスの50インチ、Q1出荷で世界首位【表】


ニュース 電子 作成日:2019年5月7日_記事番号:T00083359

イノラックスの50インチ、Q1出荷で世界首位【表】

 市場調査会社、集邦科技(トレンドフォース)傘下のウィッツビュー・テクノロジーの統計によると、液晶パネル大手、群創光電(イノラックス)は第1四半期のテレビ用パネル出荷枚数が前期比13.7%減、前年同期比16.5%増の1,074万4,000枚で、世界3位だった。50インチパネル出荷は49インチからの切り替えが進み、前年同期比38.1%増で世界首位だった。7日付工商時報が報じた。

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 首位は、中国の京東方科技集団(BOEテクノロジーグループ)で前期比5%増、前年同期比14.9%増の1,426万6,000枚だった。第10.5世代工場が昨年稼働したことで、65インチ、75インチパネル供給で韓国メーカーを追い抜き、首位に立った。

 2位はLGディスプレイ(LGD)の1,139万7,000枚で前期比11.6%減、前年同期比7.3%減だった。6位の友達光電(AUO)は628万3,000枚で前期比3.3%減、前年同期比1.7%減だった。

 全世界では7,002万4,000枚で前期比6.1%減、前年同期比4.2%増だった。第1四半期は非需要期で台湾、日本、韓国メーカーが年次保守に入ったものの、中国メーカーの生産が増え、中国3社の市場シェアは40%を超えた。

 5月のテレビ用パネル価格は、▽32インチ、43米ドル(横ばい)▽43インチ、86米ドル(前月比1米ドル下落)▽55インチ、133米ドル(横ばい)──だった。邱宇彬ウィッツビュー研究副総経理は、市場見通しがあまり立たない中、生産能力が増え続け、テレビ用パネル価格に下落圧力がかかっていると指摘した。