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台プラ4社、4月1割減収【表】


ニュース 石油・化学 作成日:2019年5月7日_記事番号:T00083365

台プラ4社、4月1割減収【表】

 台塑集団(台湾プラスチックグループ)主要4社が6日発表した4月連結売上高は合計1,257億5,900万台湾元(約4,500億円)で、前月比3.7%減、前年同月比10%減だった。7日付経済日報などが報じた。

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 台湾化学繊維(フォルモサ・ケミカルズ&ファイバー、台化)の4月連結売上高は289億4,200万元で、前月比9.8%減、前年同月比12.6%減と4社のうち最大の減少幅となった。第6ナフサ分解プラント(雲林県麦寮郷、通称六軽)にある芳香族炭化水素(AH)第3プラントが同月初旬の火災で操業停止となった他、芳香族炭化水素第1プラントなどで定期保守点検を行い、生産量が減少した。

 その他3社もいずれも前年比減収で、▽台湾塑膠工業(フォルモサ・プラスチックス、台塑)、192億900万元(前月比2.7%増、前年同月比1.7%減)▽南亜塑膠工業(南亜プラスチックス、南亜プラ)、250億7,400万元(前月比0.4%増、前年同月比10.1%減)▽台塑石化(フォルモサ・ペトロケミカル、台塑化)、525億3,300万元(前月比4.2%減、前年同月比11.2%減)──だった。

 台塑の林健男董事長は、トランプ米大統領による中国製品に対する制裁関税強化発言を受け、下半期の景気回復が見込めなくなり、石油化学産業の発展に不利な状況との認識を示した。