韓国瑜高雄市長が自由経済貿易区を設置し、地元経済にてこ入れすると強調していることについて、蔡英文総統は６日、「台湾には自由経済貿易区を設置しない」と切り捨てた。７日付蘋果日報が伝えた。
蔡総統はフェイスブック（ＦＢ）で、「そういう考えを提唱する地方首長は、中国と結び付け、中国製品を自由経済貿易区で台湾製品に仕立て上げようとしている」とし、自由経済貿易区の設置自体に反対した。
蔡総統の発言を受け、韓氏は「それは管理の問題だ。われわれが自由経済貿易区の設置を望むのは、関税を全体的に引き下げ、競争力を高め、さまざまな法的問題を緩和することが狙いだ」と主張した。
その上で、自由経済貿易区構想が論議を呼んでいることについて、「メリットが弊害よりも大きいなならば、高雄を選んで実行してもらいたい。高雄市長として、既に半分成功したと思っている」と述べた。
