故蒋介石総統のひ孫の国民党立法委員、蒋万安氏が８日、立法院内政委員会の休憩時間に同僚立法委員の李彦秀氏、柯志恩氏と2020年総統選挙の党内予備選動向を話題に雑談していた際、「韓国瑜高雄市長の支持者はやや理性がない」といった本音が、議長席のマイクが切られていなかったためそのまま中継されるハプニングが起きた。９日付自由時報が報じた。
議場からの中継放送では、以下の会話が繰り広げられた。柯氏「やはり韓氏が依然最強なのだろうか」。蒋氏「現時点で彼の声望は依然良い。支持者の声では大体７対３、７割が韓氏を支持している」。李氏「私もそうだと聞いている」。蒋氏「しかし、韓氏の支持者はやや理性がない。私も韓氏の支持理由を説明できない」。李氏「私もやや理性がないと聞いている。理性がある人は発言を控える」。柯氏「板橋（新北市）にはまだ朱立倫氏を支持する人たちがいる」。蒋氏「そうだ。まだ朱氏を支持する人がいる」。
蒋立法委員の発言は瞬く間にインターネットを通じて広がり、フェイスブック（ＦＢ）には韓市長の支持者からの抗議が殺到した。蒋立法委員は「一部の過度に熱を上げている、非理性的な韓市長の支持者たちに冷静さを保ってもらいたいということが発言の真意だった」と釈明に追われた。
韓市長は蒋立法委員の発言に対し「完全に尊重する。彼とはとても良い友人だ」とコメントした。
