ニュース 社会 作成日:2019年5月9日_記事番号:T00083434
5月12日の母の日を控え、プレゼントとして定番のカーネーションの卸売価格が上昇している。特に台北市では1束(10本)が112.1台湾元(約398円)と、この時期として過去22年で最高水準に達している。
民進党の蔡培慧立法委員(前右)。来年1月の選挙が近づく中、カーネーションを配って市民と触れ合った(中央社)
台北花市(タイペイ・フラワーマーケット、台北市内湖区)を運営する台北花卉産銷(TFA)の林宏彦企画室主任によると、昨年のこの時期、カーネーション1本当たりの競りでの価格は2~3元だったが、今年はきのう8日現在で10~13元と大幅に上昇している。昨年の価格が低過ぎたことも一因だが、作付面積の減少や気候の影響による出荷量の減少が主因だ。
一部メディアでは価格が不当につり上げられているのではないかとの疑念も報じられたが、林主任はこれに反論。農家は農薬や肥料を与えながら4~5カ月をかけて育て、収穫後にようやく出荷を迎える上、母の日前の数日しか売れないと強調し、「農家が暴利をむさぼっているとは言えない」と訴えた。
市内の卸売業者によると、カーネーションは例年と変わらずよく売れており、母への愛は値上がりには負けないようだ。
なお、母の日のプレゼント用には切り花として購入されることが多いカーネーションだが、鉢植えでも販売されており、こちらは昨年と価格がほぼ変わっていない。今年は鉢植えをプレゼントして長く手元に置いてもらうのもよいかもしれない。
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