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台湾の銀行への中国資本出資、上限20%に


ニュース 金融 作成日:2008年6月24日_記事番号:T00008345

台湾の銀行への中国資本出資、上限20%に


 行政院金融監督管理委員会(金管会)の張秀蓮副主任委員は23日、中国の金融機関による台湾の銀行への出資が解禁された際、出資上限を20%とする考えを明らかにした。台湾資本による中国の銀行への出資上限が20%となっていることに倣ったものだ。24日付工商時報が伝えた。

 張副主任委員は「中国の方法に倣い、出資上限を20%とするのは、経営権上の懸念が生じることを防ぐためだ。20%以下ならば、所有権の問題は生じない」と指摘した。
 
 その上で、「(20%は)銀行への投資に関して述べたもので、企業に対する出資上限は経済部、交通部など関係官庁の意見を尊重することになる」と述べた。
 
 張副主任委員はまた、中国の銀行業監督管理委員会(銀監会)と中国証券監督管理委員会(証監会)はいずれも中台双方が覚書を結ぶことを前提に金融交流を進めることを望んでいると指摘し、中台の窓口機関が次回交渉を行う際に、金融分野の覚書調印が実現することに期待感を示した。