ニュース その他分野 作成日:2019年5月10日_記事番号:T00083456
沈栄津経済部長は9日、韓国瑜高雄市長が主張する自由経済貿易区(自経区)構想で「貨出去、銭進来(商品が輸出され、収入が得られる)」と主張していることに反論。国民党が提出した関連法案は、中国の原材料を加工し、製品を台湾でも販売できるとするものであり、「貨進来、銭出去(商品が輸入され、カネが出ていく)」状況となり、台湾の産業に打撃を与えると指摘した。10日付自由時報が伝えた。
沈経済部長は「産業界の意見も聞いたが、現在の自由貿易港区などの制度で需要を満たせており、特に自経区を設置する必要はない」との認識を示した。
一方、国民党内では韓氏が自経区を主張。鴻海精密工業の郭台銘(テリー・ゴウ)董事長が「自由貿易区」を主張するなど足並みがそろっていない。郭氏は「自分が政策立案を担当する場合、農業は開放すべきではないと考える。自由貿易区は対外的なものとし、台湾市場への販売は含まない」と説明している。
この他、国民党の呉敦義主席は韓氏は「高雄自由経済モデル区」という名称を用いるべきだと主張している。「自経区」の音が「自尽(自殺)」と似ていることが理由だ。
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