ニュース 電子 作成日:2019年5月13日_記事番号:T00083470
鴻海精密工業の郭台銘(テリー・ゴウ)董事長の後継者候補が3人に絞られた。郭董事長は11日、自身を含む次期董事会のメンバー候補6人のうち、董事長後継者は、盧松青・鴻騰精密科技(FIT)董事長ではなく、戴正呉シャープ会長兼社長でもないと発言。また、自身も国民党の総統選予備選挙で敗れたとしても董事長職に戻ることは絶対ないと言明した。これにより、残る呂芳銘・亜太電信(アジア・パシフィック・テレコム)董事長(鴻海FG次集団総経理)、劉揚偉・京鼎精密科技(フォックスセミコン・インテグレーテッド・テクノロジー、fiti)董事長(S次集団総経理)、李傑・富士康工業互聯網(フォックスコン・インダストリアル・インターネット、FII)副董事長の3人のうちいずれかが鴻海董事長に就任する見通しとなった。12日付経済日報が報じた。
郭董事長(中)の後継者に関する発言は、記者会見でメディアの質問に答えたもの。鴻海董事長を続けることは100%ないと断言したことが印象に残った(11日=中央社)
呂氏は、かつて鴻海が第4世代移動通信(4G)に参入した際の担い手で、現在も5G展開の責任者を務め、グループの8K+5Gエコシステム推進の主要人物だ。有言実行の性格が郭董事長から評価されている。
劉氏はグループ半導体部門の責任者で、郭董事長が4月17日に国民党予備選への参加を表明した際に随行していた。
李氏は産業ビッグデータの専門家で、米シンシナティ大学の客員教授。2016年に米国の国際生産技術者協会(SME)が選ぶ、米国の最も先見性のあるスマート製造専門家に選ばれた。
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