ニュース 政治 作成日:2019年5月13日_記事番号:T00083483
2020年台湾総統選に向け、国民党予備選に出馬する鴻海精密工業の郭台銘(テリー・ゴウ)董事長は10日、「心の中にあるのは真の中華民国の血と魂であり、北京当局が中華民国の存在を重視しなければ、民進党にとって最高の選挙運動員になる」と述べた。11日付自由時報が伝えた。
郭董事長(左)は予備選に向けて、一般市民との触れ合いを通じたイメージアップに余念がない(10日=中央社)
この発言には伏線があった。郭氏は先ごろ、雑誌のインタビューで、中台関係を「一つの中国、それぞれの解釈(一中各表)」と表現。「一中各表がなければ、1992年の共通認識(92共識)もなく、いわゆる中国というのは中華民国と中華人民共和国だ」と発言していた。
これに対し、国民党の洪秀柱元主席は10日、郭氏の主張は「二つの中国」論であり、「92共識」にも中華民国憲法にも反すると批判していた。
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