ニュース 社会 作成日:2019年5月13日_記事番号:T00083486
母の日に当たる12日は、カーネーションをプレゼントしたり、食事をごちそうしたりと母親に日頃の感謝を示した人も多かっただろう。しかし台中市ではこの日、若い母親が添い寝中に生まれたばかりのわが子を圧死させるという痛ましい事故が発生した。
夫(25)と妻(24)は台中市で屋台を開き、麺類を販売していた。今年3月、第1子となる男の子を出産。その後、仕事に復帰し、子育てをしながら屋台に立っていた。
若夫婦は11日、深夜まで働き、西屯区の自宅マンションへ帰って就寝した。妻は母親となって初めて迎えた母の日、午前7時ごろに起床し、息子にミルクを飲ませたが、仕事の疲れもあってか再びベッドに横になった。
その際、夫がベッドの一番左端で眠り、その横で妻が息子と添い寝する「川の字」の状態だった。夫が約3時間後の午前10時ごろに目を覚ました時には、息子が鼻と口から血を流し、全く反応しなくなっていた。
すぐに救急車を呼び、澄清医院・中港分院へ救急搬送されたが、到着時に既に呼吸をしておらず、心肺停止の状態だった。医師が30分ほど心肺蘇生法(CPR)を施したものの、天国へ旅立ってしまった。
遺体に虐待が疑われるような跡はなく、警察による夫婦の自宅の捜査でも特に異常は見付からなかった。現在、検察と監察医が詳しい死因を調べているが、添い寝していた母親の体に圧迫されて窒息死した可能性が高いようだ。
添い寝で乳児が圧死するという事故は少なくない。医師はベビーベッドなどを使用し、親とは別の場所で寝かせるよう推奨している。その他には、▽横向きで寝た場合、その後うつぶせになり窒息する恐れがある▽枕やクッションは熱がこもるため、使用しない▽転落を考慮し、ベビーベッドの高さは90センチメートル以下にする──といった注意点を挙げている。
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