ニュース 電子 作成日:2019年5月15日_記事番号:T00083517
EMS(電子機器受託生産サービス)最大手、鴻海精密工業が14日発表した第1四半期純利益は198億2,500万台湾元(約700億円)で前期比68.3%減、前年同期比17.7%減だった。華為技術(ファーウェイ・テクノロジーズ)のスマートフォン最新機種「P30」効果で増収となったが、粗利益率、営業利益率、純利益率はいずれも低下した。15日付経済日報などが報じた。
連結売上高は1兆543億300万元で前年同期比2.5%増だった。ファーウェイが3月26日に発表した「P30」が貢献したようだ。一方、粗利益率は5.53%に0.66ポイント低下し、過去7年で最低だった。営業利益率は1.53%に0.87ポイント低下、純利益率は1.88%に0.46ポイント低下した。
営業費用は421億9,400万元と前期比32.5%減ながら、前年同期比8.1%増えており、市場では、サプライチェーンの移転や研究開発(R&D)の費用が例年より高かったとみられている。証券業界は、第2四半期は新製品発売が進まず、米中貿易戦争も影響し、鴻海の増益は厳しいと予測した。
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