ニュース 電子 作成日:2019年5月16日_記事番号:T00083544
中国の半導体パッケージング・テスティング(封止・検査)最大手、江蘇長電科技(JCET)は、傘下のシンガポール企業、STATSチップパックの設備を大株主が設立した企業に売却した上で、リースバックを受けて生産を継続するなど、苦しい経営を強いられている。台湾の封止・検査業界では、長電科技は2015年にSTATSを買収した後も、技術レベルで台湾メーカーに劣っており、中国のミドル~ハイエンドの受注は台湾メーカーが獲得しているとの分析が聞かれる。16日付自由時報が伝えた。
台湾の同業は、長電科技が中国政府の補助金に頼ってSTATSを買収し、生産能力を拡大したものの、十分な受注を得られず、大株主の国家集成電路産業投資基金が設立したリース会社への設備売却に追い込まれたとみている。
世界6位だった長電科技は15年、4位のSTATSを買収。昨年売上高は238億6,000万人民元(約3,800億円)で前年同水準、純損益は9億4,000万人民元の赤字を計上した。
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