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サムスン、21年に3ナノ製品量産へ


ニュース 電子 作成日:2019年5月16日_記事番号:T00083545

サムスン、21年に3ナノ製品量産へ

 サムスン電子は米国時間14日、米カリフォルニア州サンタクララで開催したファウンドリーフォーラムで、2021年に次世代のゲート・オール・アラウンド(GAA)技術を採用した3ナノメートル製造プロセス製品の量産に入るとの見通しを示した。GAAは半導体の大幅な微細化、性能向上を実現するとされ、業界では同技術においてサムスンが台湾積体電路製造(TSMC)を約1年リードしているとみられている。情報技術(IT)関連情報サイト、CNETの報道を基に16日付経済日報が伝えた。

 GAA技術の開発は、ファウンドリー事業でTSMCやインテルと競争する上で重要な一歩となる。同技術は半導体の核となるトランジスタを再設計したことで、従来のチップに比べ▽面積を45%縮小▽消費電力を50%削減▽35%の高速化──を実現するとうたう。

 一方、22年に3ナノプロセスによる量産開始を見込むTSMCは15日、サムスンの発表に対し「競争相手の技術発展についてはいかなる論評もしない」とコメントした上で、「7ナノおよび5ナノ、さらに3ナノプロセスにおいて世界をリードする地位を維持できると確信している」と強調した。