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「総統選に向け準備」、柯台北市長が表明


ニュース 政治 作成日:2019年5月16日_記事番号:T00083565

「総統選に向け準備」、柯台北市長が表明

 柯文哲台北市長が15日付朝日新聞のインタビューで、来年の総統選挙への出馬を視野に準備を行っていることを明らかにした。ただし、「準備は行っているが実行に移すとは限らず、最終的には与野党候補の顔触れを見て判断する」との考えを示した。16日付聯合報が報じた。

/date/2019/05/16/17ke_2.jpg柯市長は、自身に有利な風が吹く状況を待っているようだ(15日=中央社)

 台湾各メディアは朝日新聞の記事を基に、柯市長に立候補の意思を問いただしたが、柯市長は「私がいつ出馬すると言ったのか」とかわした。

 柯市長は朝日新聞のインタビューで徳川家康の例を挙げ、「戦国武将で最後に勝ったのは、待つことのできた人物だ。辛抱強く、耐えて待ち構える」との考えを示した。

 また、現在の蔡英文総統については「米中対立を利用しておりリスクが高い」と「親米抗中」路線を批判。自身は「親米友中」であり、米国側に立ちつつ中国とも良い関係を築きたいと違いを強調した。

 それでも、中国が提唱する「一国二制度」については「香港で運用されている形なら、台湾人は皆逃げてしまう」と述べ、受け入れない姿勢を示した。