ニュース 医薬 作成日:2019年5月17日_記事番号:T00083577
衛生福利部中央健康保険署(衛福部健保署)はC型肝炎の経口薬に対する保険給付条件を6月から再緩和し、C型肝炎抗体(HCV抗体)が陽性だった患者は保険給付まで6カ月待つ必要がなくなった。17日付中国時報が伝えた。
医療関係者によると、C型肝炎には急性と慢性があるが、急性C型肝炎の場合、6カ月以内に半分近くの患者が自然治癒することなどから、保険給付に6カ月ルールが存在した。今回の緩和によって、特に慢性C型肝炎患者が保険給付まで6カ月待たされる状況が避けられるようになった。
C型肝炎の経口薬は2017年に健保の給付対象となり、昨年までの2年間に約3万人が治療を受けた。今年は4万人の治療を目指し、65億3,600万台湾元(約230億円)の予算を組んだが、5月までに3万人が治療を受け、8月にも予算を使い果たす見通しとなっている。健保署は予算の増額を求めている。
統計によると、台湾では現在C型肝炎の患者32万4,000人が新薬による治療を受けており、うち抗生物質と経口新薬による治療を受けている患者は年間約11万人いるが、今回の緩和でさらに21万5,000人が恩恵を受ける見通しだ。
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