ニュース 社会 作成日:2019年5月17日_記事番号:T00083589
台湾ではここ数年、クレーンゲームが大きなブームとなり、無人の店舗内にゲーム機をずらりと並べた店が数多く出現している。利用者の年齢制限などは設けられていないが、中にはアダルトグッズを取り扱う店舗もあり、厳しい取り締まりを求める声が上がっている。
行政院消費者保護処(消保処)と財団法人消費者文教基金会(消基会)が6直轄市で実施した調査によると、無作為に選出したクレーンゲーム店32店のうち10店でアダルトグッズを取り扱っていた。警察関係者は、全土に設置された6,000店余りのうち、少なくとも3分の1にアダルト商品が入ったクレーンゲームが設置されているとの見方だ。
青少年が自由に出入りできる店でのアダルト商品の取り扱いは、「児童および少年福利・権益保障法(児少法)」に違反する。しかし、クレーンゲーム店が乱立して競争が激化した中、客集めのための話題作りにアダルト商品を入れているようだ。
警察によると、人手不足のため通報があって初めて捜査するのが現状で、摘発数は主要県市でも多くて数十件にとどまっている。このため、クレーンゲーム店主は違法と知りつつ、取り締まりの緩さにつけ込んでいるという。
こうした店で小中高生が面白半分にアダルトグッズを手に入れ、学校で友人に「戦利品」を見せびらかすこともあるようだ。福祉団体、児童福利聯盟文教基金会(児福聯盟)は政府に対し、業者任せにせずに、児少法の改正か特別法の制定で取り締まるよう提言した。
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