電子機器受託生産大手、英業達（インベンテック）は、華碩電脳（ＡＳＵＳ）のゲーミング（ゲーム用）製品サブブランド「ＲＯＧ玩家共和国」のハイエンドノートパソコン「ＲＯＧマザーシップ（GZ700）」を独占受注したもようだ。ＡＳＵＳのノートＰＣ受注は初めてで、初のゲーミングＰＣ受注でもある。20日付工商時報が報じた。
ＲＯＧマザーシップ（GZ700）は早ければ第３四半期に発売される見通しだ。ＡＳＵＳが今年投入するゲーミングノートＰＣの最高級モデルで、価格は10万台湾元（約35万円）以上とみられている。
サプライチェーン関係者によると、インベンテックは少量出荷を開始しているようだ。同社のノートＰＣ出荷全体に占める割合は低いが、利益が大きい製品で、発売後の売れ行きに注目が集まっている。
インベンテックのノートＰＣ受託生産事業はこれまで、ＨＰの商用機種、小米集団（シャオミ）の個人向け機種などが中心だった。
ＡＳＵＳのノートＰＣ生産は、和碩聯合科技（ペガトロン）、広達電脳（クアンタ・コンピューター）が手掛けていた。
