ニュース その他製造 作成日:2019年5月20日_記事番号:T00083601
経済部統計処が17日発表した第1四半期の製造業生産額は3兆1,578億台湾元(約11兆1,500億円)で、前年同期比4.95%減少し、10四半期ぶりの前年割れとなった。統計処は、世界的な景気減速と末端製品の需要縮小が主因と指摘した。18日付工商時報が報じた。
電子部品業の第1四半期生産額は8,191億元で、前年同期比9.08%減となった。うち、半導体業は3,195億元で、10.8%減だった。スマートフォンの販売不振、仮想通貨採掘(マイニング)需要の減速によるものだ。液晶パネルと部品業は1,849億元で、10.7%減だった。
一方、パソコン・電子製品・光学製品業は1,646億元で、前年同期比18.23%増と伸び幅が過去7年で最大となった。サーバーメーカーが台湾での生産を大幅に拡大した他、ネットワーク設備やモバイル端末向けレンズのハイエンド製品の受注が増加した。
従来型産業はいずれも前年割れで、▽化学材料業、4,352億元(前年同期比10.9%減)▽自動車および部品業、824億元(9.2%減)▽機械設備業、1,537億元(6.86%減)▽ベースメタル業、3,434億元(2.63%減)──だった。
統計処は第2四半期の製造業生産額について、米中貿易戦争の影響、および比較となる前年同期の数値が高いため、2四半期連続でマイナス成長に陥ると予測した。
台湾のコンサルティングファーム初のISO27001(情報セキュリティ管理の国際資格)を取得しております。情報を扱うサービスだからこそ、お客様の大切な情報を高い情報管理手法に則りお預かりいたします。
ワイズコンサルティンググループ
威志企管顧問股份有限公司
Y's consulting.co.,ltd
中華民国台北市中正区襄陽路9号8F
TEL:+886-2-2381-9711
FAX:+886-2-2381-9722