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ユニー航空、台北~恒春線を正式廃止へ


ニュース 運輸 作成日:2019年5月20日_記事番号:T00083608

ユニー航空、台北~恒春線を正式廃止へ

 長栄航空(エバー航空)傘下の立栄航空(ユニー航空)はこのほど、台北市・松山空港と屏東県・恒春空港を結ぶ定期便の運航を5月28日より廃止すると発表した。20日付聯合報が報じた。

 ユニー航空のフライトスケジュールでは現在、台北~恒春線を毎週火曜日と木曜日に運航するとしているが、実際には「天候の影響」を理由に2014年9月以降、全く運航されていない。今回の発表で恒春空港に唯一残されていた定期便が正式に廃止されることが決まった。

 恒春空港は6億台湾元(約21億円)を投じて建設され、04年に運用を開始したが、冬季は山から吹き下ろす風の影響で航空機が正常に離着陸できないこと、および07年に高雄市まで開通した台湾高速鉄路(高鉄)に利用者を奪われたことにより、運航便数の減少が続いた。

 こうした中、屏東県政府は行政院に、国際線チャーター便の試験運航に対する承認を申請したが、現時点で許可はなされていない。これについて潘孟安県長は先ごろ、「既に海外の航空会社と合意しており、今年中に必ずチャーター便の運航を開始させる」と表明しており、9月末以前にも相手国の航空当局による承認が出る見通しだ。