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ARMとファーウェイ、取引停止ならTSMCも打撃【表】


ニュース 電子 作成日:2019年5月23日_記事番号:T00083672

ARMとファーウェイ、取引停止ならTSMCも打撃【表】

 英国放送協会(BBC)の報道によると、シリコンIP(知的財産)プロバイダー、英ARM(アーム)は先日、華為技術(ファーウェイ・テクノロジーズ)との取引を停止するよう従業員に通知した。ファーウェイ傘下の深圳市海思半導体(ハイシリコン・テクノロジーズ)はARMアーキテクチャーをコアとして採用して開発しており、新チップが開発できなくなれば、ファウンドリー最大手、台湾積体電路製造(TSMC)やパッケージング・テスティング(封止・検査)大手、京元電子(KYEC)の受注が打撃を受ける恐れがある。23日付経済日報が報じた。

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 TSMCは、現時点でファーウェイへの出荷計画に変更はないが、今後の動向を見守るとコメントした。

 TSMCにとって、ハイシリコンはアップルに次ぐ2位の大口顧客だ。アップルとファーウェイのスマートフォンのプロセッサーは、ARMアーキテクチャーを採用している。

 ハイシリコンが新チップを生産できなければ、ファーウェイはスマホを生産できず、カメラレンズ最大手、大立光電(ラーガン・プレシジョン)の受注も打撃を受ける恐れがある。