市場観測によると、中国のスマートフォン大手、ＯＰＰＯ広東移動通信は６月に、聯発科技（メディアテック）のプロセッサー「ヘリオ（Helio）Ｐ90」を搭載したスマホ新機種「Reno Z」を発売するもようだ。事実ならば、初のヘリオＰ90搭載スマホ発売となる。23日付経済日報が報じた。
ヘリオＰ90は、ハイミドル向け製品で、第２世代の人工知能（ＡＩ）エンジン「ＡＰＵ2.0」を内蔵し、夜間のカメラ撮影にも強いとうたう。第１四半期より少量出荷を開始しており、同社の第２四半期業績に大きく貢献する見込みだ。
なお、中国のスマホ大手、華為技術（ファーウェイ・テクノロジーズ）は、▽傘下の深圳市海思半導体（ハイシリコン・テクノロジーズ）▽クアルコム▽メディアテック──の３社から主にチップを調達している。米中貿易戦争で、米国がファーウェイに対する事実上の制裁を発動しており、チップ調達の配分に変動が起こる可能性がある。
