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自動車・火災保険料率、7月から一部自由化


ニュース 金融 作成日:2008年6月25日_記事番号:T00008370

自動車・火災保険料率、7月から一部自由化


 行政院金融監督管理委員会(金管会)は24日、商業用の火災保険、自動車保険の保険料率の一部自由化を、7月から域内すべての損害保険会社を対象に実施すると発表した。来年1月からは完全自由化に踏み切りたい考えだ。24日付工商時報が報じた。

 損害保険の保険料率は、保険事業を展開するための付加保険料率と、保険金に充当する純保険料率からなる。今回は自由化の第2段階として、商業用の火災保険、自動車保険の純保険料率を、金管会が条件ごとに定める10~30%の調整範囲内で自由に設定することができるようになる。なお、第1段階では、付加保険料率の部分が既に自由化されている。また、来年実施予定の完全自由化が第3段階に当たる。

 金管会の張秀蓮副主任委員は、「保険料が安すぎて保険料収入が不足し、保険金支払い能力に問題が出る企業には増資を求める。また、保険料が高すぎる企業は市場競争に敗れるだろう。今後、淘汰される企業が出るかもしれない」と語った。