ニュース 社会 作成日:2019年5月24日_記事番号:T00083720
台湾ではきょう24日から、同性パートナー同士の結婚登記(婚姻届)が可能となった。基隆市政府が開催する30組限定の合同結婚式イベントに早速、同性カップルが申し込み、参加が決定したことが明らかとなった。
基隆市の林右昌市長(左2)が予想していた通り、合同結婚式の申し込みはあっという間に定員(特別枠除く)に達した(基隆市政府リリースより)
毎年行われている基隆市の合同結婚式の参加要件は、カップルのうち1人が市内に戸籍がある、または市内で就業していること。今年は7月5日に基隆港東岸埠頭(ふとう)に停泊する豪華クルーズ船、「マジェスティック・プリンセス号」の上で開催される。
式に参加するカップルは、無料で豪華な結婚式を挙げられる上、抽選で5組にハネムーン旅行が当たるとあって人気を呼んでいる。申し込み受け付けが始まる23日の前夜から多くのカップルが列を作り、うち先着30組が見事、参加権を勝ち取った。
その幸運な30組の中に、交際3年の女性同士のカップルの姿があった。同性婚を認める特別法「司法院釈字第748号解釈施行法」が成立した17日、立法院前で歴史的瞬間を見守った2人は、直後に地元の基隆市で合同結婚式の受け付けが始まると知り、申し込んでみようと決めたという。今回、参加が決まったことについて「祝福されたようでうれしい」と喜びを語った。
式当日は午前8時から市内の文化センターで衣装に着替えた後、バスで基隆港に移動。10時30分にマジェスティック・プリンセス号に乗船し、記念写真の撮影、結婚の宣誓を行った後、ハネムーン旅行の抽選が実施される。
今年プレゼントされるハネムーン旅行は、豪華クルーズ船の「サン・プリンセス号」で巡る4日間の旅だ。クルーズ船に乗ってみたかったと話す同性カップルは、さらなる幸運に恵まれるだろうか。
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