ニュース 鉄鋼・金属 作成日:2019年5月27日_記事番号:T00083735
電線・ケーブル大手の華新麗華(ウォルシン・リーワ)は24日、同社などが保有する銅条メーカー、南京華新有色金属の94.3%の株式を、中国の家電最大手、珠海格力電器(グリー・エレクトリック・アプライアンシズ)に14億6,000万人民元(約230億円)で売却すると発表した。年内に売却完了予定だ。25日付経済日報などが報じた。
焦佑倫董事長は24日、米中貿易戦争は今後3~5年、中国の景気に影響を及ぼすと予測した(24日=中央社)
華新麗華の中国の銅条工場は、中国国内の通信ケーブル、電力ケーブル、建設用ケーブルなど向けの南京華新有色金属(年産能力30万トン)と、輸出中心の東莞華新電線電纜(年産能力7万トン)の2カ所。南京華新有色金属の売却により、中国向けがほぼなくなる。
華新麗華の潘思如財務処長は、中国で銅条の最大の供給先だったグリーから、垂直統合のため南京華新有色金属を買い取りたいと打診があったと明かした。中国市場は過去2年、中国メーカーの生産能力拡大で、銅条の供給量が120万~150万トン拡大し、競争が激化していたと説明した。
南京華新有色金属の昨年の売上高は120億人民元、利益は4,700万元だった。華新麗華集団の売上高は1,908億台湾元(約6,600億円)だった。
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