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東西南北の4方向で経済戦略、郭台銘氏がビジョン


ニュース 政治 作成日:2019年5月27日_記事番号:T00083744

東西南北の4方向で経済戦略、郭台銘氏がビジョン

 総統選出馬を目指す鴻海精密工業の郭台銘(テリー・ゴウ)董事長は24日、台湾区電機電子工業同業公会(電電公会、TEEMA)の会員総会で演説し、台湾の経済発展に向けた「国家チーム」の結成に向けたビジョンとして、東西南北の4方向で新たな方向性を見いだしていくことを提唱した。25日付経済日報が伝えた。

/date/2019/05/27/18guo_2.jpg郭董事長(前)は24日、「米中貿易戦争の電子業界にとってのチャンスと挑戦」のテーマで講演した(24日=中央社)

 郭氏は4方向への取り組みについて、東を「進」、西を「和」、北を「接」、南を「拓」という漢字1文字で表現した。その上で、「東に進むことが最重要だ。米国は依然として世界最大の市場だ」と述べ、米国との自由貿易協定(FTA)締結に積極的に取り組むとした。

 また、西(中国)では中国市場で産業のモデル転換に台湾企業が参画すべきだとし、南では東南アジア、インド、西アジア(中東)とのFTAを通じ、台湾が欧州市場に進出する上での「後背工場」として生かしていくと述べた。

 北(日本)については、台湾が仲介役となり、日本が技術で中国市場を開拓することを助けたいとした。