ニュース 金融 作成日:2019年5月28日_記事番号:T00083763
生命保険大手、富邦人寿保険の董采苓執行副総経理は27日、台湾元建ての積立利率変動型生命保険の積立金利を段階的に引き下げると表明した。その上で、現在の積立金利は2.7%だが、リスクヘッジ費用が高い状態が続けば、積立利率は年末時点で2%以下にまで低下する可能性があると説明した。28日付工商時報が伝えた。
董副総経理は現在の利率水準について、「台湾元建て預金金利を大きく上回っている上、海外投資を行う場合、リスクヘッジコストがかさむことから、積立金利を引き下げる必要がある」と述べた。
董副総経理は「生保会社は保険契約に関する国際財務報告基準(IFRS17)を満たす必要があり、今後は貯蓄型の保険契約の割合を段階的に減らしていく」とした。今年の新契約年換算保険料は前年並みの1,904億台湾元(約6,600億円)前後を見込む。
金融監督管理委員会(金管会)は先ごろ、生保業界との懇談会で、各社にIFRS17への早期対応に加え、損失が生じるような保険商品を販売しないように求めたとされる。
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