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市中銀行の預貸金利差、10年Q1以来の水準に縮小


ニュース 金融 作成日:2019年5月29日_記事番号:T00083787

市中銀行の預貸金利差、10年Q1以来の水準に縮小

 中央銀行(中銀)によると、市中銀行の第1四半期の預金金利、貸出金利(加重平均)はそれぞれ0.56%、1.88%で、預金金利が0.01ポイントの上昇、貸出金利は0.02ポイントの低下だった。貸出金利は過去最低だった。預貸金利差は1.32ポイントと、2010年第1四半期以来で最低まで縮小し、過去最低だった09年第1四半期(1.11ポイント)まで0.21ポイント差に迫った。29日付工商時報が報じた。

 銀行関係者は「市場の資金は依然として過剰で、銀行は資金が足りている。ただ、第1四半期の季節需要と普通預金と定期預金の構成調整のため、多くの銀行が優遇預金プランを導入した結果、平均預金金利が上昇した」と指摘。貸出金利については、個人向け、法人向けともに金利引き下げ競争が激しく、銀行の利ざやが一層縮小していると分析した。