ニュース 鉄鋼・金属 作成日:2019年5月30日_記事番号:T00083808
義聯集団(Eユナイテッド・グループ)の林義守董事長はこのほど、台湾の投資環境に失望を表明し、グループによる複数の大規模投資計画を延期する考えを表明した。30日付工商時報が伝えた。
延期の対象となるのは、▽ウオーターパーク「義大水上楽園」などのレジャー施設(投資額100億台湾元、約347億円)▽高層タワーとケーブルカー(110億元)▽義大医院屏東分院(148億5,000万元)。投資額は合計358億5,000万元に達し、当初見込まれた雇用創出にも影響が出そうだ。
この他、義聯集団が110億元を投じて推進する予定だった湖内工商綜合区(高雄市湖内区)の開発計画では、昨年末に同社が約8億元で土地と開発権を取得したものの、建設許可証などの有効期限が切れ、開発用地の用途が農業用地に戻されたことから、計画は仕切り直しを余儀なくされている。
林董事長は「最近の貿易戦争で保護主義が高まり、台湾企業のUターンが相次いでいるが、工業用地は地価が高く、確保も難しい。こうした中で政府が企業の開発計画を強引に阻んだことは理解できず不満だ」と述べた。
一方、高雄市鼓山区で開発を進める複合商業施設「義享天地」(Eスカイランド)のA館は完成間近で、第4四半期にも開業を目指す。
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