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国光の石化プラント、建設地を彰化県に変更


ニュース 石油・化学 作成日:2008年6月25日_記事番号:T00008381

国光の石化プラント、建設地を彰化県に変更

 
 国光石化は24日、雲林県離島工業区での石油化学プラント建設を断念し、建設地を彰化県大城郷の西南角海埔地工業区に変更することを董事会で決定した。同社は政府に対し、2015年までに生産が開始できるように支援を求めていく方針だ。25日付経済日報が伝えた。
 
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 同社の邱吉雄総経理は、地元住民の支持を得るため、環境影響評価で基準が厳しい第2段階基準を審査初期から自主的に採用する方針を明らかにし、彰化県政府も歓迎の意向を示した。邱総経理は環境影響評価に1年半から2年の時間がかかるとしても、順調に行けば2015年の操業開始は可能だとしている。

 同社の石化プラント建設計画は当初、投資額が4,005億台湾元(約1兆4,200億円)とされていたが、原材料価格の高騰などで6,000億元以上に膨らむ見通しだ。操業開始後の年間生産額は8,000億元で、7,000人分の就業機会創出効果が見込まれる。

 尹啓銘経済部長は、「国光石化の董事会決定を尊重し、全力で投資の障害が取り除かれるように協力したい」と支持を表明した。中央政府は国光石化の投資計画が政府の重大投資プロジェクトに指定されるように支援していく方針だ。