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5G周波数帯入札、亜太電信「大手3社に有利」


ニュース 電子 作成日:2019年5月31日_記事番号:T00083823

5G周波数帯入札、亜太電信「大手3社に有利」

 国家通訊伝播委員会(NCC)が第5世代移動通信(5G)の周波数帯割り当て入札で、3.5ギガヘルツ(GHz)帯で合計270メガヘルツ(MHz)幅の周波数帯割り当てを計画していることについて、鴻海精密工業傘下の通信キャリア、亜太電信(アジア・パシフィック・テレコム)の呂芳銘董事長は、割り当て幅が少なく、同社と台湾之星電信(台湾スターテレコム)は大手3社より不利だと不満を表明した。31日付蘋果日報が報じた。

/date/2019/05/31/01d5g_2.jpg30日に行われた台北5G国際高峰会(台北5Gサミット)は、日本や英国の通信管轄官庁代表者や海外大手メーカーも出席した(30日=中央社)

 呂董事長は、1社当たりの割り当て幅は最大100MHzで、中華電信は100MHz幅の獲得を狙ってくると指摘。亜太電信と台湾スターが大手3社に対抗して周波数帯を獲得するには提示額を引き上げる必要があり、コストが大幅に増大すると述べた。

 大手の遠伝電信(ファーイーストーン・テレコミュニケーションズ)の井琪総経理も、5Gサービスを展開するには1社当たり80~100MHz幅の周波数帯が必要で、3社が各80MHz幅を獲得した場合、別の1社が残りの30MHz幅を獲得しても意味がないと指摘。政府に対し、現状に即して入札計画を立てるよう訴えた。