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中国のアップル排除懸念解消、台湾サプライヤーに安堵感


ニュース 電子 作成日:2019年5月31日_記事番号:T00083826

中国のアップル排除懸念解消、台湾サプライヤーに安堵感

 中国商務部の高峰報道官は30日、中国は国内の外資系企業の合法的権益を保障し、今後も安定的、公平、透明なビジネス環境の整備に取り組むと表明した。台湾のアップルサプライヤーの間では、米国による華為技術(ファーウェイ・テクノロジーズ)封殺に対し、中国が報復措置としてアップルを排除するとの懸念が浮上していたが、高報道官の発言に安堵(あんど)が広がった。31日付工商時報が報じた。

 アップルが昨年発表した上位200社のサプライヤーリストで、台湾メーカーは▽台湾積体電路製造(TSMC)▽大立光電(ラーガン・プレシジョン)▽鴻海精密工業▽和碩聯合科技(ペガトロン)──など世界最多の42社に上る。

 ただ、市場調査会社、英カナリスの統計によると、アップルのスマートフォン「iPhone」の中国での第1四半期販売台数は前年同期比30%減少した。また、IDCなどによると、iPhoneの今年通年の中国販売台数は2,780万台と前年比23.4%減少する見通しだ。