ニュース 金融 作成日:2019年5月31日_記事番号:T00083835
金融監督管理委員会(金管会)は30日、台湾株への投資を担当する社員の利益相反行為防止措置が不十分だったとして、生命保険大手の南山人寿保険に罰金660万台湾元(約2,280万円)と5項目の是正命令を出した。これにより、同社は年初来計5件、1,680万元の罰金処分を受けたことになる。31日付工商時報が伝えた。
金管会保険局によると、今回の処分は南山人寿の証券担当部門の社員が「南山人寿の投資ポジションだ」として、対話アプリ、LINE(ライン)で個別銘柄を推薦しているとする通報が同社に寄せられたにもかかわらず、速やかに対応を取らず、メディアに報じられてから金管会に報告があった点が問題とされた。
問題の職員は妻の名義で株式売買を行うなどしていたが、会社側は「会社に実質的な損害が及ばなかった」として、懲戒処分は下さず、自発的な退職を促しただけだった。
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