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マザーボード世界出荷、今年は前年比2割減も


ニュース 電子 作成日:2019年6月3日_記事番号:T00083850

マザーボード世界出荷、今年は前年比2割減も

 3日付電子時報によると、マザーボード・ブランド製品の世界出荷量は今年、前年比20%減と減少幅が従来予測の10%より大幅に拡大する見通しとなっている。中国における自作(DIY)パソコン向け市場の縮小、インテル製中央演算処理装置(CPU)の供給不足、米中貿易戦争による消費者の購買意欲減退が要因だ。

 中国では過去10年、マザーボードのアップグレードの旺盛な需要が続き、華碩電脳(ASUS)や技嘉科技(ギガバイト・テクノロジー)などの台湾ブランドは一定の業績を維持してきた。

 しかし2015年以降、中国の自作PC市場の成長が鈍化。これに伴いASUSとギガバイトの出荷量、利益も年々低下している。

 さらに今年は、米中貿易戦争の影響で各メーカーが生産拠点の一部を中国以外に移しているが、コスト増から6月には3~5%の販売価格引き上げが不可避となっており、さらなる購買意欲の低下が懸念されている。特に中国におけるマザーボード出荷は今年、前年比30~50%の大幅減が予想されている。

 なお今年のASUSのマザーボード出荷枚数は1,200万枚、ギガバイトは800万枚といずれも前年比300万枚の大幅減が見込まれている。