ニュース 石油・化学 作成日:2019年6月3日_記事番号:T00083856
台塑石化(フォルモサ・ペトロケミカル、台塑化)の陳宝郎董事長は31日、同社が米ルイジアナ州で進める石油化学コンビナート計画は、審査が順調に進んでおり、第3四半期にも環境影響評価(環境アセスメント)を通過するとの見通しを示した。2023年の生産開始を見込む。1日付工商時報などが報じた。
陳董事長(左)は、第3四半期の原油価格は下落に向かうとの予測を示した(31日=中央社)
低価格の米国産シェールガスが確保できることを好感し、同社を含む台塑集団(台湾プラスチックグループ)が94億米ドルを投じて進める同計画では、1期部分で必要な許可15件のうち13件の取得が済んでおり、7月9日に公聴会が予定されている。
陳董事長は一方、米中貿易戦争による米中経済の減速、米国で相次ぐエタンクラッカー建設でエチレン年間1,000万トンの供給増加が見込まれることから、業界の経営見通しは苦しいと指摘。こうした中、同社は人工知能(AI)の導入で生産量増加とリスク低減を図ると説明した。
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