ニュース 石油・化学 作成日:2019年6月3日_記事番号:T00083857
台湾中油(CPC)はインドでの投資計画を当初よりも大幅に縮小した上で推進する計画だ。CPCはこのほど、中国石油化学工業開発(CPDC、中石化)と共同でインドに石油化学プラントを建設する方針を固め、インド石油公社(IOCL)と覚書(MOU)を結んだ。3日付中国時報が伝えた。
欧嘉瑞CPC董事長は31日、73周年イベントで、クリーン・グリーンエネルギー強化を表明した(31日=中央社)
CPCが現地に建設するのは川下プラントで、川上部分のナフサ分解プラントの建設を見送り、リスクを軽減した格好だ。建設されるプラントはエチレンやプロピレンなどの原料をインド国内または海外から調達する。
CPCは当初、インドの複合企業、アダニ・グループと共同でグジャラート州のムンドラ特別経済区に石化プラントを建設する計画だった。しかし、投資額が当初見込みの2,000億台湾元(約6,900億円)から4,000億~5,000億元に膨らむ見通しとなり、今年1月に計画をいったん断念した。
CPCはその後、IOCLとの交渉に切り替え、このほどプラント建設で合意に至った。投資パートナーの中石化は樹脂原料となるメタクリル酸メチル(MMA)の生産を有望視しているという。
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