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デジタルフレーム各社、パネル価格下落で恩恵


ニュース 電子 作成日:2008年6月25日_記事番号:T00008388

デジタルフレーム各社、パネル価格下落で恩恵

 
 中型液晶パネルの価格が大きく下落している。第3四半期のオファー価格は1枚当たり23米ドルを下回り、前期比では10%マイナス、前年第4四半期比では30%近い下落となっている。このことが新利虹科技(リード・データ)、建興電子科技(ライトンIT)、憶声電子(アクション・エレクトロニクス)などデジタルフォトフレームメーカーの利益向上に貢献するとみられる。25日付経済日報が報じた。

 昨年は中型パネルで供給不足が発生し、デジタルフォトフレームの世界市場の出荷台数は予想を下回った。また、パネル価格が高騰したこともあって新利虹、建興電などの利益は深刻な打撃を被った。

 しかし今年は、米サブプライムローン(信用度の低い借り手向け住宅ローン)問題に端を発する消費の冷え込みから、コンシューマ向け電子製品でも需要が激減し、さらに低価格ノートパソコンがより大型サイズのパネルを採用したことなどから7インチ型パネルの価格が大きく下落している。

 証券会社によると、新利虹、建興電、憶声など競争力のあるメーカーは相次いで有名ブランドからの受注に成功しており、今年は1社当たり200万台規模の出荷台数となるとみられる。