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生保積立利率引き下げ、中国人寿と遠雄人寿も


ニュース 金融 作成日:2019年6月4日_記事番号:T00083884

生保積立利率引き下げ、中国人寿と遠雄人寿も

 生命保険大手の中国人寿保険は3日、台湾元建ての積立利率変動型生命保険5商品の積立利率を2.7%から一律2.6%に引き下げた。遠雄人寿保険事業(ファーグローリー・ライフ)も同様に4商品の積立利率を2.7%から2.6%に引き下げた。4日付工商時報が伝えた。

 生保業界では富邦人寿保険が60商品以上、国泰人寿保険(キャセイ・ライフ・インシュアランス)が約30商品で積立利率を引き下げている。引き下げ幅は富邦人寿の20ベーシスポイント(2.7%→2.5%)が最大となっている。

 その他の生保会社は積立利率を据え置いているが、三商美邦人寿保険(マーキュリーズ・ライフ・インシュアランス)は既に販売を終了しているオーストラリアドル建て、台湾元建ての商品で積立利率を2~6ベーシスポイント引き下げた。

 金管会は生保各社に契約上のサービスマージン(CSM)がマイナスにならないように指導しており、生保業界に積立利率引き下げの動きが広がっている。業界は7月にも引き下げの動きが続く可能性があるとみている。