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風力発電の国産地質調査船、運用開始


ニュース 公益 作成日:2019年6月4日_記事番号:T00083888

風力発電の国産地質調査船、運用開始

 台湾が独自に設計、建造した地質調査船「奥黛麗絲号」の運用が3日から始まった。洋上(オフショア)風力発電予定地の地質調査に投入され、今月中に彰化県沖で調査を開始する。4日付工商時報が伝えた。

/date/2019/06/04/15wind_2.jpgCIPの台湾地区開発責任者、許乃文氏(左5)は「海事分野の本土化(台湾での生産)は、CIPと地場請負業者の重要目標だ」と述べた(高雄科技大学リリースより)

 奥黛麗絲号はデンマークのコペンハーゲン・インフラストラクチャー・パートナーズ(CIP)と高雄科技大学が共同で建造した。銓日儀企業、環島工程(PFEC)などが5億台湾元(約17億2,000万円)を共同で投資した。

 奥黛麗絲号は誤差数センチメートル級の高精度位置情報システムを備え、船内には地質実験室を備える。深さ2,000メートルまで探査が可能で、洋上風力発電設備の建設に十分な能力を備える。維持費は年間1億5,000万元を見込む。