ニュース 電子 作成日:2019年6月5日_記事番号:T00083901
パワーマネジメントICメーカー、虹冠電子工業(チャンピオン・マイクロエレクトロニック)の大株主、蔡高忠氏ら151人は、会社法の規定に基づき、7月25日に臨時株主総会を開き、董事9人と監察人3人を繰り上げ改選すると発表した。5日付工商時報が伝えた。
株式の継続保有期間が3カ月以上で、過半数の株式を保有する株主は、会社の決定にかかわらず、臨時株主総会を招集できるとする改正会社法に基づく動きで、今後同社の経営権を巡る争いが激化しそうだ。
今回臨時株主総会の招集者となった蔡氏は、虹冠電子に8.21%を出資する半導体メーカー、松翰科技(ソニックス・テクノロジー)の独立董事(社外取締役)。松翰は昨年初めから虹冠電子の株式を買い増し、同社の筆頭株主となっている。松翰は当初、株式取得は将来的な提携を視野に入れたものと説明していたが、臨時株主総会の招集が明らかになったことで、虹冠電子の経営権奪取を視野に入れていることが明らかになった格好だ。
虹冠電子は大株主の彭明秀董事長が昨年12月に退任し、台湾機械工業同業公会(TAMI)の柯抜希理事長が今年1月中旬に董事長に就任したばかりだ。
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