電子機器受託生産大手、和碩聯合科技（ペガトロン）は、世界最軽量をうたう136グラムのＡＲ（拡張現実）対応グラス「ＡｉＲ」を発表した。導波管メーカーの英ウエーブオプティクスと共同開発した。５日付経済日報が報じた。
「ＡｉＲ」は、ウエーブオプティクスの技術でＡＲ映像を大幅に改善した（ウエーブオプティクスリリースより）
「ＡｉＲ」は、ペガトロンが開発した人工知能（ＡＩ）、コンピュータービジョン技術を搭載し、エッジコンピューティングで迅速にデータ処理できる。
「ＡｉＲ」は通常のメガネの上から装着可能。ペガトロンは、まずは技術者、医者、企業の上級幹部の採用を見込んでいる。工場内でのメンテナンスや倉庫検査などで利用すれば、従業員の作業効率、生産性を高め、ミスを大幅に減らすことができると指摘。医療分野では内視鏡検査の映像確認などに使用できると説明した。
ペガトロンとウエーブオプティクスは▽産業▽医療▽商業──向けＡＲ分野で提携している。
